Netflixで話題沸騰中のドラマ『アドレセンス』は、そのストーリーだけでなく、撮影手法でも注目を集めています。
本作は、13歳の少年ジェイミーが同級生を殺害した罪で逮捕されるという衝撃的な物語を描いた4部構成のドラマですが、特筆すべきは「全エピソードがワンカット」で撮影されている点です。
映画『バードマン』や『1917』でも使用されたこの撮影手法は、リアルタイムの緊張感や臨場感を視聴者に伝えるために採用されています。
しかし、複雑なストーリー展開や複数のロケーションを持つドラマで、この手法を実現するのは並大抵のことではありません。
本記事では、『アドレセンス』がどのようにしてワンカット撮影を実現したのか、その裏側に迫ります。
ドローンやクレーン、綿密なリハーサルなど、驚くべき工夫が詰まった制作過程を詳しく解説します!
「アドレセンス」の撮影方法(ワンカット)はどうやっているの?
ドラマ「アドレセンス」は、全エピソードがワンカット(長回し)で撮影されるという革新的な手法を採用しています。
これにより、リアルタイムの緊張感と臨場感を視聴者に届けています。
以下に、その撮影方法を詳しく解説していきたいと思います!
1. リハーサルの徹底
- 撮影前にキャストとスタッフが数週間にわたるリハーサルを実施。
- 俳優の動きやセリフ、カメラの動きが完璧に同期するよう緻密な計画が立てられました。
- 特に若手俳優であるオーウェン・クーパー(ジェイミー役)は、演技経験が少ないながらも集中力を発揮し、リハーサルで技術を磨きました。
2. 技術的工夫
- 撮影には*ステディカムや*ドリーなどの特殊機材が使用され、スムーズなカメラ移動を実現。
- ドローンも活用され、一部のシーンでは空中からのダイナミックな映像が撮影されています。
- カメラオペレーターは俳優と連携しながら、リアルタイムで動きを調整していました。

ステディカムとは、カメラマンがカメラを持って歩いたりあるいは車載した際に、その移動によって生じるブレや振動を抑え、スムーズな映像を録ることを目的に開発されたカメラスタビライザー(カメラ安定支持機材)のこと。

ドリーカメラとは、台車や車輪付きの三脚を使ってカメラを水平移動させるカメラワークのことで、スライダーショットとも呼ばれます。
- 映画やテレビ番組で、被写体に近付いたり遠ざかったりするシーンや、動く被写体に追随する撮影に使われる。
- 流れるような動きが生まれる。

ドラマや映画のドキュメンタリーで良く見るカメラだよね!
3. 隠れた編集点

- ワンカット撮影とはいえ、本作では「隠れた編集点」が巧妙に利用されています。
- ドアを閉める瞬間や暗転する場面などで編集が行われており、視聴者には気づかれない形で複数のテイクを繋げています。

ということは、「ワンカット撮影」に見えるように作っているけど、実際はワンカットではないということなのね!
逆に少しホッとした自分がいたわ!!笑
さすがに無理あるでしょって思ったから!
だって、NGとなってしまった場合、最初から撮り直しですもんね。。
4. 撮影現場の工夫(キャストとスタッフの連携)

- 撮影は主に屋内セットと屋外ロケーションで行われ、ロケーション間の移動もワンカット内で自然に組み込まれています。
- スタッフはセット内外で迅速かつ静かに動きながら、照明や音声をリアルタイムで調整していました。
- 主演のオーウェン・クーパーは、共演者スティーブン・グラハム(父親役)から多くの指導を受けました。
- スタッフ全員が一体となり、ミスなく撮影を進めるためのチームワークが徹底されました。
- ワンカット撮影によるリアルタイム演出は、物語の緊張感を高めるだけでなく、視聴者に登場人物と同じ時間軸で物語を体験させる効果があります。
「アドレセンス」のワンカット撮影は、高度な技術と俳優・スタッフ全員の努力によって実現されたものです。
この手法はドラマ制作における新たな挑戦として注目されており、視聴者に忘れられない没入感を提供しています。
「アドレセンス」の撮影方法(ワンカット)に関するまとめ
- 徹底したリハーサル: 数週間のリハーサルで、俳優の動き、セリフ、カメラワークを完璧に同期。
- 技術的工夫: ステディカム、ドローンなどの特殊機材を使用し、スムーズなカメラ移動とダイナミックな映像を実現。
- 隠れた編集点: ドアを閉める瞬間や暗転時などに編集点を設け、複数のテイクを繋ぎ合わせる。
- チームワーク: キャスト、スタッフ全員が連携し、ミスなく撮影を進める。
- リアルタイム演出: ワンカット撮影により、視聴者にリアルタイムの緊張感と没入感を提供。
いかがだったでしょうか?
内容もですが、ワンカット撮影という撮影方法が今後更にポピュラーになっていくかもしれませんね。
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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