新幹線は時速300キロ近いスピードで日本中を駆け抜ける、世界屈指の高速鉄道です。
映画『新幹線大爆破』のような極限のトラブルを想像すると、「なぜ新幹線にはシートベルトがないの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
飛行機や高速バスではシートベルトの着用が当たり前なのに、なぜ新幹線では必要とされていないのでしょうか?
本記事では、その理由や新幹線の安全対策について、最新の情報や専門家の解説をもとにわかりやすく解説します。
✔新幹線にシートベルトがないのはなぜ?なんでいらないの?
✔新幹線が急ブレーキしたことは過去にある?
興味のある方は一緒に確認していきましょう。
新幹線にシートベルトがないのはなぜ?なんでいらないの?

新幹線にシートベルトがない理由は、主に「急ブレーキや急加速がほとんどなく、シートベルトが必要な強い衝撃が発生しない設計だから」です。
- 新幹線は時速300km近い高速で走りますが、発進や停車の際はとてもなめらかに加減速します。急ブレーキをかけても、乗客が座席から投げ出されるほどの強い衝撃はありません。
- 飛行機や車は急停止や乱気流などで大きな衝撃が発生するためシートベルトが必要ですが、新幹線は専用の線路を走り、ATC(自動列車制御装置)などの安全システムで列車同士の衝突や急停止を防いでいます。
- 緊急時も、乗客の安全を考えてできるだけなめらかに減速・停止する設計になっています。
- また、満員電車のように立って乗る人も多いため、全員にシートベルトを義務づけるのは現実的ではありません。
このように、新幹線は「急な衝撃が起きにくい」「安全対策が徹底されている」ため、シートベルトがなくても安全に利用できる乗り物なのです。
新幹線が急ブレーキしたことは過去にある?

新幹線が急ブレーキをかけた事例は、過去に何度も発生しています。
主なケースをまとめると以下の通りです👇
- 地震発生時
地震を検知すると新幹線は自動的に急ブレーキ(非常ブレーキ)を作動させて停止します。過去の大きな地震でも、車体が大きく揺れた直後に急ブレーキがかかったという乗客の証言があります。 - 車両トラブル時
2024年9月、東北新幹線「はやぶさ」と「こまち」が連結して走行中、連結部分が外れて自動的に非常ブレーキが作動し、両編成がそれぞれ急停止しました。このときは時速約315キロで走行中の重大トラブルでしたが、けが人は出ませんでした。 - その他の緊急事態
山陽新幹線でも、緊急ブレーキが作動して急停止した事例があります。また、窓にひびが入ったトラブルや、運転士のミスによるオーバーラン時にも急ブレーキがかけられたことがあります。
まとめ
新幹線は地震や車両トラブルなど緊急時には自動的に急ブレーキが作動する設計となっており、実際に過去にも複数回急ブレーキがかかった事例があります。
ただ、安全確保のためのシステムがしっかり機能していることが最も重要なポイントです。
新幹線にシートベルトがない理由に関するまとめ
✔新幹線にシートベルトがないのは急ブレーキや急加速がほとんどなく、シートベルトが必要な強い衝撃が発生しない設計である為。
✔新幹線が急ブレーキしたことは過去何度もある。ただ、安全システムがしっかり機能しているのでけが人が出たことはない。
いかがだったでしょうか?
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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