「御上先生」に登場する槙野恭介(岡田将生)は、主人公・御上孝(松坂桃李)の
文科省時代の同期として物語の中心に立つ重要なキャラクターです。
しかし、槙野は果たして御上の仲間(味方)なのか、
それとも彼に立ちはだかる敵なのでしょうか?
狭き門をくぐり抜けたエリート官僚として、御上と鎬を削りながらも
異なる道を歩んできた槙野。
その複雑な立場と行動には、視聴者の間でさまざまな議論が巻き起こっています。
本記事では、槙野恭介というキャラクターの背景や行動を徹底的に考察し、
彼が敵か味方かを紐解いていきます!
槙野恭介(岡田将生)は敵?仲間(味方)?
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TBS系日曜劇場「御上先生」に登場する槙野恭介(岡田将生)は、主人公・御上孝(松坂桃李)の文科省時代の同期として、複雑な立ち位置を持つキャラクターです。
敵か味方かを徹底的に考察していきたいと思います!
ただ、結論としては槙野恭介は「味方」だと思われます。
その辺りの詳しい点について、解説していきたいと思います!
槙野恭介の立場を整理!
- 文科省の官僚として、現在も省内で働いている。
- 御上とは狭き門と言われる官僚の同期として、共にしのぎを削ってきた経歴がある。
- 第一話では、官僚の天下り先を仲介している人間が文科省内にいるというリークが発生。
- その際に槙野が上司である塚田幸村に対して、御上孝を隣徳学園へ派遣するのが良いのではと耳打ちをする。
- これにより、文科省内では御上孝が、責任を取って隣徳学園へ左遷されたということで一旦解決された事案ということで整理されている。
- このことが認められたようで、槙野の上司・塚田幸村の信頼を勝ち取り、塚田自身が懇意にしている“霞が関と永田町の仲介役”として知られている中岡壮馬とお近づきになれる機会を得る。
敵である可能性について考察
- 御上への裏切り行為
- 前述したように、槙野が上司である塚田幸村に対して、御上孝を隣徳学園へ派遣するのが良いのではと耳打ちをしたことで、御上の事実上の左遷が決定となります。
- 塚田幸村は御上と槙野の共通の上司です。同期である以上、常に比較されてきたでしょうが、二人とも非常に優秀でああるようで、甲乙つけがたい評価だったと言えるかと思います。
- そんな中、槙野が官僚天下りの犯人を御上にでっちあげることで、自身が文科省で上に上がろうとする狡猾さが窺えます。
- 御上は槙野のことを「友と思っていたやつに裏切られた」と言っているので、槙野が裏切ったことは間違いないと言えるでしょうね。
- 競争関係
- 槙野の「鎬を削ってきた」という表現から、強い競争意識が窺えます。
- 同期で同じ部署に所属しているのですから、常に競争を強いられるのは想像に難くないでしょう。競争心が敵対関係に発展して、あのような裏切り行為に至ったと考えるのはごく自然なことなのかもしれません。
味方である可能性について考察
- 同期としての絆
- 飯田プロデューサーは、槙野を「親友であり、ライバルであり、仕事をする上での相棒とも呼べる人」と表現している。
- 長年の付き合いから生まれる信頼関係が存在する可能性が高い。
- 心の通った関係
- 飯田プロデューサーは槙野恭介というキャラクターについて「しっかり(主人公と)心が通った人だといけない」と述べており、両社の間に深い理解がある関係性を示唆しています。
- また、槙野と御上の関係について「信頼、敬意、敵意、嫉妬、様々な感情が渦巻く」とも述べています。
敵だとしたらおかしい?!槙野の行動3選!
1. 副文科大臣の滝沢(演:井上肇)の入室を止めなかった点
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滝沢文科副大臣のが、隣徳学園の文化祭を訪れた際のことです。
3年2組の教室前まで滝沢と槙野が来た際、学年主任である溝畑(演:迫田孝也)が
「時間もないので」と教室内へ入れることを阻もうとしますが、
すかさず御上が「少し見ていきませんか?」と滝沢に対して訊ね、
横にいる槙野に対して「時間は(ある)?」と確認します。
ここで槙野は、「少しなら」と言うのです。
敵対視しているのであれば、溝畑の提案通りにスルーすることも出来たはずです。
にも関わらず、御上に対して助け舟を出したかのようなこの行動に、
筆者は非常に違和感を覚えてしまいました。
(もしかしたら、槙野は味方なのではないか?と最初に思ったシーンでした。)
2. 御上へ電話した際に塚田との内々の話を漏らした点
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文化祭が終わったその日の夜、槙野が御上へクレームの電話を架けます。
滝沢文科副大臣が来ている中で、「教科書検定」について触れた点です。
その際に、槙野が言い放った言葉が以下です。
槙野:「内閣人事局が出来て以来、官僚人事は永田町に握られている。御上だって、それは知っているはずだ!」
御上:「それって脅し?(中略)」
電話終了後、向かいの席で静かに聞いていた上司の塚田は次のように言います。
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塚田:「どうしたんだろうね、御上くん。それより、まずいよ槙野君!人事の話までしていいとは言っていない!」
槙野:「(中略)これ以上、御上の好きにはさせない。いいですね?」
塚田:「好きにしたまえ」
槙野は敢えてスピーカーで御上に電話をし、普段は直接会話することない塚田へ
どれだけ御上が“暴走”しているのかをしているのかを共有したかったのでしょう。
その上で、今回の文化祭の件で、滝沢文科副大臣がご立腹で、塚田に関する人事に
影響を及ぼす可能性があることを示唆したのです。
塚田は、苛立ちます。同時に慌てたでしょう。
自らの手を汚さずに、問題を解決をしたいと考えた塚田は、槙野が御上を止める為に
“好きに動いても良い”とゴーサインを出すのですが、、、
これこそが、槙野の思惑ではなかったのでしょうか?
むしろ、槙野が御上へ架けた電話内容は御上ではなく、塚田への脅しではなかったのではないでしょうか?
結果的に、槙野は自由に動けることとなったので、これこそが槙野の狙いだったように思えるのです。
3. 槙野と中岡との密会
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槙野が、上司の塚田抜きで初めて中岡壮馬と密会したの会話に注目してください👇
槙野:「後ろ盾が必要なんです。ご存知のように塚田は、自分のポジションをそれはそれは大切にしています。ここから先、僕が汚れ役を引き継がざる得ません。是非、中岡さんのお力を貸して頂きたい。」
槙野は塚田がいつか自分すらも御上のように切り捨てると感じているのでしょう。
もしくは、これから槙野が“何かしら”仕掛けようと計画しており、その結果、自身が塚田から目を付けられ、不利な立場になる可能性を危惧して、事前に政治家の後ろ盾が得られるよう画策しているのかもしれません。
そう考えると、槙野はただただ文科省で、上司の塚田に媚びへつらい、上に昇りつめたいという野望を持っているのではなく、何かしらのムーブメントを起こそうとしている可能性が高いと思うのです。
それが、具体的には何かは現時点ではわかりませんが。。。
まとめ
以上の3点から、槙野は単純に文科省内で上にのし上がろうとしている人間ではないことが分かるかと思います。
また、全ての行動が御上と敵対するように一見見えるのですが、結果だけ見てみると、御上の後方支援となっているように思えます。
実は、御上が隣徳学園へ左遷されたのも、二人が結託して起こしたのかもしれません。
そもそも、文科省内で起こった天下りあっせんの仲介をしているというリーク自体も、御上と槙野の二人が実は仕組んだ可能性もありますよね?
全ては、御上を隣徳学園へもぐりこませ、一方で槙野は文科省で塚田の動きを把握しつつも、政治家とのパイプを形成し、共通の「目的」に向けた作戦なのかもしれません。
【御上先生】槙野恭介(岡田将生)は敵?仲間(味方)?徹底考察まとめ
✔ 槙野恭介(岡田将生)は仲間(味方)であると思われる。
✔ 槙野恭介(岡田将生)が仲間(味方)と思われる理由3つを紹介(4話放送終了時点)
いかがだったでしょうか?
今後の展開から引き続き、目が離せませんね!
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!
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