御上先生のパーソナルイズポリティカルとは?具体例で分かりやすく教えて!

御上先生
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TBSドラマ『御上先生』で繰り返し取り上げられるテーマである「パーソナル・イズ・ポリティカル(The Personal is Political)」が気になっている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

個人的なことは政治的なこと

これは、私たちの日常的な経験や行動が、実は社会や政治の構造と深く結びついているという考え方を示す重要な概念ということで、描かれています。

主人公・御上先生が教育現場を通じてその意味を問いかけるシーンが印象的ですよね。

ただ、頭ではなんとなく分かるけど、イマイチ分からない・腑に落ちないという方もいらっしゃるはず!

そこで本記事では、、、

パーソナル・イズ・ポリティカルThe Personal is Political)」とは何か?について具体例を交えて分かりやすく解決します!

御上先生がどのようにこの考え方を実践しているのか、具体例を交えながら詳しくご紹介しますね!

個人の選択や行動がどのように社会全体に影響を与えるのか、一緒に考えてみましょう!

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そもそも「政治的なこと(Political)」とはどういう意味?

「政治的なこと」というのは、簡単に言うとみんなでルールを決めたり、意見がぶつかったときにどうするかを話し合ったりすることを指します。

たとえば、学校で「給食のメニューをどう決めるか」や「運動会でどんな競技をするか」をみんなで話し合うとき、それも広い意味では「政治的」と言えます。

ポイントを説明してみますね👇

  1. みんなの意見をまとめること
    • 例えば、クラスで「遠足でどこに行きたい?」と話し合うとき、全員の意見をまとめる必要がありますよね。これが「政治的な話し合い」に似ています。
  2. 対立を解決すること
    • もし友達同士で意見が違ったら、「どうしたらみんなが納得できるか」を考える必要があります。これも「政治的」なことです。
  3. ルールや決まりごとを作ること
    • 学校の生徒会が「休み時間の遊び方」について新しいルールを作るとき、それは「政治的な活動」です。

「政治的」という単語だけ見ると、非常に堅苦しくて、良く分からないなという印象を持ってしまいますよね。

筆者はまさしく、その典型的な人間でした(゜-゜)笑

ただ、こうやって聞くと、「なんだ!そういうことか!」と感じるのではないでしょうか?

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パーソナルイズポリティカルを具体例で分かりやすく解説!

パーソナル・イズ・ポリティカル」を小学生にもわかるように、

日常生活の中で身近な例を使って解説してみたいと思います!

以下はそのための重要なポイントです👇

1. 個人的な出来事が社会とつながっていることを知る

例えば「学校で友達がいじめられている」という出来事があったとします。

これは、一見したら個人的な問題だと思われがちです。

が、ただの個人的な問題ではありません

学校全体のルール大人たちの対応、社会全体の「いじめを許さない」という意識に関わる問題です。

これを、「自分はいじめにあっていないから関係ない」、「いじめにあうやつが悪い」などと

他人事に考えてしまってはいけません。

みんながその問題についてしっかり自分事として考え、行動することこそが大事なのです。

それこそが、状況を変えることができる唯一の方法になります。

2. 自分一人だけの問題じゃないと気づく

どうして私ばかり宿題が多いんだろう?」と思うことがあったら、それは先生や学校全体の方針に関係しているかもしれません。

この「私ばかり」というワードが非常に大事なポイントです。

それはなぜか?

他の子も同じように感じている可能性があるからです。

実際に声を出すのには、非常に勇気がいることだと思います。

ただ、勇気をもって出した問題提起に、「自分は自分も同じように思っていた

という意見が出てくることは、実は良くあることなんです。

みんな、「自分だけなのでは?」と思って言い出せないことってありますよね(;・∀・)?

問題提起をして、みんなで話し合うべき「学校全体の問題」になる可能性があります。

3. 小さな行動が大きな変化を生む

たとえば、「給食で苦手な食べ物が出るけど、どうしても食べたくない」と感じる子がいたとします。

その子が先生に相談したり、みんなで意見を出し合ったりすることで、新しいルールや選択肢が生まれるかもしれません。

ひと昔前の学校ですと、「給食を全部食べるまでは居残り!」と全体の給食の時間が終わっても、お昼休み中、ずっと給食を無理矢理に給食を食べさせるというのが日本では当たり前でした。

ただ、大人になるとこう考えませんか?

「嫌いなものをなんで無理矢理、食べる必要があるのか?」

栄養バランス的に食べた方が良いのかもしれません。

しかし、強いストレスを感じてまで果たして食べる必要があるのか?

むしろ、この頃の強い苦手意識が将来的にトラウマになって、一生嫌いな食べ物になってしまう可能性もありますよね?

これも、自分の気持ちを伝えることで社会(学校)の仕組みを少し変える例だと思います。

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「パーソナルイズポリティカル」で大事なこととは?

「パーソナル・イズ・ポリティカル」を理解する上で大事なことは、個人の経験や問題が、実は社会全体の構造や仕組みと深く関わっていることを認識することです。以下にその重要なポイントを具体例を交えながら説明します。

1. 個人的な問題が社会構造に根ざしていることを知る

一見すると個人の問題に見えるものが、実は社会全体のルールや価値観によって形作られている場合があります。例えば:

  • 家事分担の不平等:家庭内で女性に家事や育児の負担が偏るのは、性別役割分業という社会的な規範が影響しています。
  • セクシャル・ハラスメント:職場でのセクハラは、単なる個人間の問題ではなく、ジェンダー不平等や権力構造に根ざした現象です。

2. 私的な領域と公的な領域を再定義する

これまで「私的」とされてきた家庭内の役割や恋愛関係なども、実は社会全体の価値観や制度によって形作られています。

例えば、、、

  • 結婚後のキャリア選択:遠距離恋愛で結婚する際に女性だけが仕事を辞める選択肢を迫られるケースは、ジェンダー規範が背景にあると言えます。
  • リーダーシップの押し付け:男性が少数派のグループでリーダー役を押し付けられる場合も、性別に基づく固定観念が影響しています。

3. 社会変革への視点を持つ

個人の問題を「自己責任」で片付けず、それが社会全体の仕組みや不平等とどうつながっているかを考えることで、より良い社会を目指す行動につながります。

例えば、、、

  • 生殖の権利:中絶や避妊の選択肢は個人の自由に見えますが、それを制限する法律や文化的規範が存在します。この問題を公的な議論に引き出すことで、女性の権利向上につながります。

4. 声を上げることの重要性

「私だけ我慢すればいい」という感情を抱え込まず、自分の経験や意見を発信することで、同じような悩みを抱える他者とつながり、問題解決への第一歩となります。

ただ、これが一番日本に於いては難しいと思います。

なにせ、日本では全体に対して問題提起をしたり、疑問を投げかけて、ディスカッション(議論)をするという習慣がないからです。

まさにドラマ「御上先生」でもその様子が描かれていますよね!

最も良いのが、“オカミ”のように先生が問題に気付き、生徒達へと問題提起を促すという点です。

ただ、生徒達から普段から舐められているような人では難しいです。

仮に今までは舐められていた先生であっても、真剣に「問題提起」と「いかに議論することが大事か」を説けるのであれば、挽回は十分に可能だと思います。

昨今の日本では、パワハラやモラハラと簡単に言われてしまうので、先生が非常に窮屈で、自分自身を出しづらい環境になってきてしまっているので、この問題提起すらハードルがもしかしたら上がってきているのかもしれません。

となるならば、先生個人に任せるのではなく、日本の教育システム自体をどうにかするべきという大きな話となってきます。

要は、ドラマでも大きな注目を浴びている文部科学省になってくるわけです(゜-゜)!

ドラマ内では、どのように文科省へオカミが挑むのか?!

現実世界の教育現場に一石投じる内容であることに期待したいですね。

御上先生のパーソナルイズポリティカルまとめ

いかがだったでしょうか?

「パーソナル・イズ・ポリティカル」という考え方は、個人の日常的な経験が社会全体とどのようにつながっているかを理解し、それを変革するための視点です。

私たち一人ひとりが、自分自身の経験を通じて社会構造に気づき、それに働きかけることで、より公平で多様性ある社会を築くことができるでしょう。

言葉では言うのは簡単ですが、問題提起をすることって非常に勇気が必要なことですよね。

例えば、学校や会社で定期的に学生や社員から問題提起を匿名で提出して、そのテーマに沿って議論するという時間を設けることも一つのアイデアではないですかね。

それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!

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