「地面師たち」元ネタ(原作)やモデルはある?
ドラマ「地面師たち」の元ネタ(原作)は、新庄耕(しんじょうこう)さんの小説「地面師たち」になります。
こちらの作品は、2017年に実際に起こった「積水ハウス地面師詐欺事件」がモデルとなっています。
2017年6月1日に不動産大手・積水ハウスが55億5千万円を騙し取られた事件です。
事件の舞台は、東京都品川区西五反田2-22-6にある山手線五反田駅から徒歩3分の立地にある旅館「海喜館(うみきかん)」。
※ドラマでは旅館ではなく、お寺という設定になっています。
敷地面積はなんと600坪!
小学校にある体育館2つ分程度といえば分かりやすいかもしれません。
こちらの土地は、不動産業界では超目玉案件として、各社が血眼になって争奪戦を繰り広げていた場所でした。
ただ、当時の土地所有者が売る気がなく、各社頭を抱えていた状況に目を付けたのが地面師たちだったのです。
結局、積水ハウスは地面師たちに多額のお金をむしり取られることになります。
土地の所有者になりすましたら地面師たちに「早く決めないと他に売っちゃいますよ」と急かされた積水ハウスは、通常の承認プロセスを踏まずに社長が急ピッチでゴーサインを出してしまったのです。
詐欺だと判明したのは、土地の登記簿申請を法務局へ申請するも却下されたことで発覚します。
最終的に地面師グループ10人は全員逮捕されましたが、全額回収には遠く及ばない結果になりました。
結局、55.5億円がどこへ行ったのかは筆者が調べる限りではよく分かっていません。
この事件を調べていくと面白いのが、積水ハウス社内にも原因の一端があったという点です。
どうやら、積水ハウス当時の社員にメディアが取材した中で、積水ハウス社内ではこれが詐欺事件だと分かっていたのに、都合の悪い情報を見て見ぬフリをして、契約に踏み切ってしまった経営陣の怠慢が時間の裏側にはあったとのこと。
地面師たちは、積水ハウス以外にもこの話を持ち込んだみたいなのですが、「これは詐欺だ」と分かり、他社は手を引いたのです。
それなのに、なぜ積水ハウスの経営陣はこんな詐欺に引っかかってしまったのか?
未だにその部分は明らかにされていません。
地面師たち詐欺グループが悪いのはもちろんですが、詐欺であるかどうかの確認を充分に行なわずに契約を進めてしまった積水ハウス側にも責任の一端はあると言わざる得ないですね。。
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まとめ
•地面師たちは本当に実在する。
•ドラマ「地面師たち」の原作は新庄耕さんの「地面師たち」。
•本作のモデル事件は、2017年6月に起きた積水ハウス詐欺事件。
いかがだったでしょうか?
フィクションかと思いきや、地面師は存在するし、実際に起きた事件はそこまで昔じゃない7年前の2017年ということで、時間を調べれば調べるほど奇妙ですが、惹き込まれる内容でした。
ドラマがどのように描かれるのか楽しみでなりません。
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。