2024年12月26日から配信開始された『イカゲーム2』をご覧になった方で、主人公のソン・ギフンがなぜゲーム主催者側へ反逆するのか疑問に思った方は、おそらく一定数いるかと思われます。
3つ目ゲーム(マッチゲーム)を終えた後、ゲーム続行するか否かを決める多数決で、
〇(賛成派):×(反対派)=50:50の引き分けとなり、再投票を翌日に行うこととなりました。
ただ、男子トイレ内での抗争により〇:×=47:48と×派が有利となりましたよね。
その後、就寝時間までの30分間で×主要メンバーでミーティングを行い、就寝時間に〇チームが襲い掛かってきたとしてもジッとベッド下で息を潜め、ゲーム主催者側のピンク兵士が生存者確認に来た際に奇襲をかけて、銃を奪い取り、ゲーム主催者に対して反逆することを決めるという流れでした。
この一連のやり取りを観ていて、筆者が気になったのは下記です👇
1. イカゲーム2最終話で×派は反逆せずとも再投票で勝てたのでは?
2. イカゲーム2最終話でギフンが反逆した理由とは?【考察】
興味のある方は一緒に確認していきましょう!
イカゲーム2最終話で×派は反逆せずとも再投票で勝てたのでは?
イカゲームのシーズン1の第5話を思い出してください。
今回と同様に、第4ゲームが始まる前夜にゲーム続行を希望する派閥が、就寝時間中に襲ってくることを危惧したギフン達は仲間たちと共に「バリケード」を作って、身を守ることにします。
それを提案したのも、ギフン自身でした。
この時は、結局襲撃を受けることなく、朝を迎えることが出来ました。
同様に、シーズン2の再投票前夜にも×派達に呼びかけ、バリケードを作って、身を守ることで、死傷者をゼロにすることだって出来たかもしれませんよね。
むしろ、襲撃することを事前に周知した状態でバリケード内で防御に徹することが出来ていたら、さすがの〇派も怖気づいた可能性はあったでしょう。
そのまま朝を迎え、再投票することが出来ていたとしたら、晴れてゲームは中断となり、賞金一人あたり3.8億ウォン(≒3,800万円)を獲得して、帰路に就くことが出来たはずだったのです。
ギフンがバリケードを提案することは、当然思いついたはずです。
では、なぜそのことを提案しなかったのかと言うと、ギフンとしてはゲームをただ中断して、元の世界に戻ることが真の目的ではなかったからです。
そこまで、ギフンがゲーム主催者側に対して反逆したい理由はなんなのでしょうか?
イカゲーム2でギフンが反逆した理由は?
ギフンがゲーム主催者側へ反逆した理由と考えられる要素をいくつか挙げて考察してみましょう。
ギフンが反逆する理由と考えられる要素
- ゲームの非人道性への怒り: シーズン1で目の当たりにした、人間の尊厳を無視したゲームの残酷さ、多くの人々が命を落としたことへの怒りは、ギフンの根底にある動機の一つです。これは、ゲーム主催者への単純な復讐心とも言えますが、単に個人的な恨みというよりは、不正に対する義憤に近い感情でしょう。
- ゲーム参加者への責任感: 自身が生き残ったこと、そして多くの参加者が無残に命を落としたことへの罪悪感、生き残った者としての責任感も、ギフンを突き動かす要因です。特に、目の前で多くの人が死んでいくのを見た経験は、彼に深いトラウマを植え付けており、「自分が何かを変えなければ」という使命感に繋がっていると考えられます。
- ゲームの構造への疑問: ゲームが単なる金儲けの手段ではなく、もっと大きな権力構造の一部であることを感じ取った可能性もあります。シーズン2では、ゲームの背後にいる組織や、ゲームが社会に与える影響などがより深く描かれることが予想されるため、ギフンはゲームの根本的な構造に疑問を持ち、それを打破しようとしているのかもしれません。
- 自身の人間性の回復: ゲームを通して人間性を失いかけたギフンが、再び人間性を取り戻そうとする過程とも解釈できます。ゲーム主催者への反逆は、彼にとって人間としての尊厳を取り戻すための戦いとも言えるでしょう。
上記の要素が複雑に絡み合っているため、視聴者の中にはギフンの行動原理を単純に理解できない人がいるかもしれません。例えば、
- 「なぜ大金を得たのに普通の生活を送らないのか?」
- 「なぜ危険を冒してまでゲームに関わろうとするのか?」
- 「個人的な復讐だけが目的なのか?」
といった疑問を持つ人も中にはいるかと思います。
ギフンの変貌ぶり(以前とは異なる強い意志を持った姿)を見て、「なぜそこまで変わったのか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
シーズン1の弱々しい姿から一転、強い意志を持って行動するようになった背景には、上記のような複雑な動機が影響していると考えられます。
結論
ギフンがゲーム主催者側へ反逆する理由は、単なる復讐心だけでなく、ゲームの非人道性への怒り、参加者への責任感、ゲームの構造への疑問、自身の人間性の回復など、様々な要素が複雑に絡み合っています。
そのため、視聴者の中にはギフンの行動原理を単純に理解できない人も、結構いらっしゃるかと思います。
私が仮に同じ立場であったら、二度とこんなデスゲームに戻ろうとは思いませんからね。。。
一方で、イカゲーム2が初めての参加者たちからしたら、大迷惑だったかと思います。
仮にバリケードを提案していたとしたら、家に帰ることが出来たわけですからね。
ただ、×派の人たちはギフンの熱意に押され、冷静に考えればバリケードを作って守りを固めるという発想の人が誰か出てきてもおかしくなかったと思います。
完全にギフンの言葉によって「これしか方法がない」と思い込んでしまったパターンでしたね。。
イカゲーム2最終話の反逆に関する考察まとめ
・イカゲーム2最終話で×派は反逆せずともシーズン1と同様に、バリケードで守備を固めることを提案していたら、命を落とすことなく、翌日の再投票で中断出来た可能性が大いにあった。
・イカゲーム2でギフンが反逆した理由は、このゲーム事体を終わりにさせる為であったことから、いくらかの賞金を手にして、元の世界に戻ることではなかった為。ゲーム主催者側を壊滅させることで、このゲーム事体を今後なきものしようと考え、×派の人たちを「反逆して立ち向かう以外に道はない」という思い込みをさせたのではないかと考察。
いかがだったでしょうか?
結局、反逆は失敗に終わってしまい、シーズン3に持ち越しで終わった訳ですが、ゲームはこのまま続行されるのでしょうか?
どのような展開になるのか、続編の2025年配信が待ち遠しいですね!
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!!
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