グアテマラで行われる「悪魔の儀式」の場所はどこ？【クレイジージャーニー】

グアテマラには、世界でも珍しい伝統行事「悪魔の儀式」が存在します。

TBS『クレイジージャーニー』でも取り上げられ、その衝撃的な光景や独特の文化背景が話題となりました。

本記事では、グアテマラで行われる「悪魔の儀式」がどこで開催されているのか、その場所や現地の雰囲気、儀式の意味について詳しくご紹介します。

興味のある方は一緒に確認していきましょう。

グアテマラで行われる「悪魔の儀式」の場所はどこ？

グアテマラで行われる「悪魔の儀式」の場所は、主に「サンシモン（San Simón）」と呼ばれる信仰の対象が祀られている地域で行われています。

サンシモンはグアテマラ南西部の高地地方に広く信仰されており、特に以下の場所が儀式の中心地として知られています。

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1. サン・アンドレス・イッツァパ（San Andrés Itzapa）

ケツァルテナンゴ県にあるこの町は、サンシモン信仰の重要な拠点の一つです。ここにはサンシモンの像が安置された寺院があり、毎年10月28日の祭礼には多くの信者や巡礼者が集まります。儀式では、酒やタバコを供え、音楽や踊りとともに独特の祈りが捧げられます。

2. サンティアゴ・アティトラン（Santiago Atitlán）

アティトラン湖のほとりに位置するこの村もサンシモン信仰の中心地です。村の教会内や特設の祭壇で儀式が行われ、地域の伝統と融合した独自の儀礼が見られます。

3. スニル（Zunil）

ケツァルテナンゴ県のスニルもサンシモンの信仰が根強い場所です。ここでは地元住民による日常的な供物や祈りが行われており、特に祭礼時には盛大な儀式が催されます。

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儀式の特徴と場所の共通点

これらの場所はいずれも、マヤの伝統とカトリックが融合した独特の文化圏に属し、サンシモンの像が安置された寺院や祭壇が設けられています。

儀式は夜通し行われることもあり、酒やタバコ、キャンドル、花火などが用いられ、地域住民や信者が集まって祈りや願掛けを行います。

「悪魔の儀式」と呼ばれるのは、サンシモンが善悪両面を持つ存在とされ、一般的なキリスト教のイメージとは異なるためですが、現地では生活に密着した信仰の一環として尊重されています。

尚、これらの３つの地域は決して、地理的に近いとは正直言い難いです。

サン・アンドレス・イッツァパとスニルは比較的近く、車で30分程度で移動可能ですが、その他は２時間以上かかります。

このように、ある特定の地域限定で「悪魔の儀式」が行われているという訳ではないことがお分かりいただけるかと思います。

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グアテマラ伝統「悪魔の儀式」とは？その歴史と背景に迫る

グアテマラの伝統的な「悪魔の儀式」は、サンシモン信仰に根ざした独特の民間宗教儀式であり、前述したように、マヤの土着信仰とカトリックの影響が融合して生まれた文化的な背景を持っています。

この儀式は、善悪両面を持つとされるサンシモンという存在を通じて、地域住民が日常の困難や願望の成就を祈願する重要な行事です。

サンシモンは、酒やタバコを嗜み、ネクタイやサングラスを身に着けた姿で表され、彼の像はサン・アンドレス・イッツァパやサンティアゴ・アティトランなどの村々で祀られています。

毎年の祭礼では、信者たちが供物を捧げ、マリンバやマリアッチの音楽、踊りとともに夜通しの儀式が行われます。

このため、外部からは「悪魔の儀式」と呼ばれることもありますが、現地では地域の守護者として尊重されているのです。

このように、「悪魔の儀式」は単なる恐怖や迷信の対象ではなく、複雑な歴史と宗教的背景が織り交ざった文化的伝統であり、グアテマラの人々の精神的な支えとして今も大切に受け継がれています。

グアテマラで行われる「悪魔の儀式」に関するまとめ

いかがだったでしょうか？

最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。