2024年5月17日に草彅剛さん主演の映画「碁盤切り」が公開となりました。
筆者は早速、映画館へ観に行かせてもらったのですが、(少々ネタバレ)その中で草彅剛さん演じる柳田格之進の娘役であるお絹(清原果耶さん)が50両を工面する為に、自らを吉原へ身売りする場面があります。
筆者は「50両とは今現在のいくらに値するのだろう?」と思いながら鑑賞していました。
同じことを思った人がいるのではと思い、調査してみました。
また、劇中の時代設定は江戸時代でしたが、当時の平均年収がいくらだったのかも気になりましたので、こちらも調査してみました。(50両の価値がそこから見えてくるかと思いましたので)
それでは、一緒に確認していきましょう!
映画「碁盤切り」の50両は今現在のいくら?
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当時(江戸時代)、1両は今現在で言う13万円程度の価値があったと言われています。
ということは、50両だと今現在で650万円程度の価値ということになりますので、かなりの高額であることが分かるかと思います。
ちなみに、国税庁の公式発表によると令和4年(2022年)の日本人の平均年収が458万円とことですので、今現在の価値に換算しても当時の50両がいかに高額であるかが窺い知れます。
映画「碁盤切り」の時代(江戸時代)の平均年収はいくら?
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江戸時代の一般庶民の平均年収は160万円程度でした。
武士の場合、平均年収は今現在の価値で言うと500万円でしたので、その差は歴然ですね。
さて、これらの平均年収を見ても、いかに先述した50両≒650万円が大金であったか分かりやすくなったかと思います。
しかも、主人公・柳田格之進は元々の彦根藩(滋賀県)から追放され、江戸に流れてきた浪人であった為、毎月給与があった訳ではなく、判を彫る仕事をしながら長屋の家賃*もまともに支払うことが出来ない生活をしていた程ですので、年収はもしかしたら一般庶民よりも低かったかもしれませんね。
*江戸庶民の一般的な住居である裏長屋(9尺2間、3坪)の店賃(家賃)は、月400~600文。
現在の貨幣価値で月8,000円から12,000円前後。
まとめ
〇映画「碁盤切り」の50両は今現在の価値で言うと650万円程度の大金
〇映画「碁盤切り」の時代(江戸時代)の一般庶民の平均年収は今現在の価値で160万円程度。
武士の場合は500万円程度。
いかがだったでしょうか?
当時のお金の価値が分かると、物語の内容も頭に入ってきやすいですし、共感しやすいですよね。
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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