グアテマラ第三地区の場所はどこ?ゴミの街がギャングのアジトの理由はなぜ?【クレイジージャーニー】

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2025年3月3日、TBSの人気番組「クレイジージャーニー」で、丸山ゴンザレスさんによるグアテマラの衝撃的なレポートが放送されます。

今回の舞台は、治安最悪と言われるグアテマラの「ゴミの街」。

この街がギャングのアジトとなっている驚くべき理由と、そこに潜む危険な現実に迫ります。

グアテマラは中米に位置し、22の県から構成される国です。

その中でも今回注目されるのは、首都グアテマラ・シティがある「グアテマラ県」。

ここには、巨大な「ゴミの街」が存在し、ギャングが支配する秘密のアジトとなっています。

なぜ、ゴミの街がギャングのアジトになっているのか?

そして、そこにはどんな衝撃的な光景が広がっているのか?

丸山ゴンザレスさんが今回も命がけで潜入したその真相に、迫っていきます。

✔グアテマラ第三地区の場所はどこ?

✔ゴミの街がギャングのアジトの理由はなぜ?

興味のある方は一緒に確認していきましょう。

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グアテマラ第三地区「ZONA3(ゾーナ・トレス)」の場所はどこ?

グアテマラの第三地区「ZONA3(ゾーナ・トレス)」は、グアテマラ・シティ内に位置しています。

グアテマラ・シティはグアテマラの首都であり、ZONA3はその中心部に近い地区の一つです。

第三地区「ZONA3」は、グアテマラ・シティを構成する22の行政区(ゾーン)の一つで、市の中心部から南西に位置しています。

この地区は、首都の中でも特に人口密度が高く、商業施設や住宅が混在する地域として知られています。

第三地区「ZONA3」は別名「ゴミの街」と呼ばれており、中米最大の都市グアテマラシティで最も危険な地区です。

ここには、地元で「鉱山」として知られる巨大なゴミ埋立地があるのです。

それが、こちら赤枠で囲った部分になります👇

下の方に黄色で囲ったところにサッカーグラウンドがあるので、比較してみると、いかに「ゴミの街」がいかに広大かお分かりいただけるかと思います。

サッカーグラウンドが大体50個分ぐらいすっぽり入るぐらいの広さです。

これは、東京ドーム7-8個分ぐらいの広さとなります。

グアテマラ最大のゴミ捨て場であるこちらの土地は、1950年からゴミ捨て場として利用されています。

首都と他の13の自治体から約3,200トンのゴミ(そのうち約70パーセントが有機ゴミ)が毎日投棄されているというから驚きです。。。

衛星写真なので、詳しい状況は見えづらいと思うので、こちらの写真をご覧ください👇

おびただしい量のゴミがあることが分かります。

このゴミから、グアテマラの貧しい方達は、毎日のようにこのゴミ街を訪れて、お金になるようなものがないか漁って生活をしているのです。

貧困層の約2,000世帯の生活と収入源となっており、2015年の調査によると、この場所には約3,000人のゴミ拾い人が食べ物の残りを集めたり、金属、ペットボトル、紙などのリサイクル品を売ったりして生計を立てているのです。 

ごくたまに、金・銀・銅が見つかることもあるとか。

ただ、そんなお宝に巡り合えるのは何年かに一度あるかないかのようです。

なので、奇跡を信じ続けてゴミを漁り続けているという、とんでもなく過酷な生活を強いられている訳なんです。

しかも、それだけではありません。

大量のごみの影響で、常に汚染、ほこり、悪臭、細菌、有毒物質(ガス、浸出液など)にさらされているのです。
そのため、呼吸器系、感染症、胃腸系の病気、循環器系や心臓系の疾患などの病気にかかるリスクが高く、毒入りの食品が提供される事件も報告されています

ゴミによる汚染だけが、地元住民の命を危険にさらす危険ではありません。

市の未処理下水がゴミ捨て場に流れ込み、年に2回、洪水で土砂崩れが発生し、ゴミの中に生き埋めになることもあるというのです。

さらに、第3ゾーンは犯罪組織の巣窟なので、ゴミ収集業者はギャングのメンバーの怒りを買わないように細心の注意を払わなければならないという何重苦にもさらされているのです。。。

それでも、ゴミ拾いをする人たちはここを去るわけにはいきません。

他に仕事も見つからない為、ゴミの街は、彼ら・彼女らにとって家族を養う最後の希望でもあるというのです。

生き埋めになった人が助けられることは、ほぼないみたい。。。
しかも、有害物質が大量に垂れ流されている為、川で亡骸を見ることはないんだって。なぜなら、全部溶けて無くなってしまうからとのこと。。。
心の底から日本に生まれて良かったと思いました。。。

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ゴミの街がギャングのアジトの理由はなぜ?

グアテマラの「ゴミの街」がギャングのアジトとなっている理由と、彼らがゴミビジネスで稼ぐ仕組みについて、以下に詳しくまとめました👇

このギャングこそが、隣国・エルサルバドルのセコット刑務所への収監から逃げてきたMS-13なんです!!(詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)

ギャングのアジトとなる理由

  1. 監視が届きにくい環境
    • ゴミの街は膨大な廃棄物に覆われており、一般市民や警察が立ち入ることをためらう場所です。これにより、ギャングは活動を隠蔽しやすく、外部からの干渉を受けにくい環境を作り出しています。
  2. 貧困層の集中
    • ゴミ拾いで生計を立てる貧困層が多く住むこの地域では、ギャングが労働力として彼らを利用することが容易です。経済的に困窮した人々は、ギャングに逆らえず協力せざるを得ない状況に追い込まれます。
  3. 地形と構造の利点
    • ゴミの山や迷路のような構造が、ギャングにとって逃走経路や隠れ場所として機能します。外部から侵入する者が迷いやすく、追跡者を振り切ることが可能です。
  4. 社会的孤立
    • ゴミの街は社会から切り離された存在であり、犯罪活動が目立ちにくいという特徴があります。この孤立した環境がギャングの活動拠点として最適化されています。

このゴミの街は、グアテマラの自治体が一応管理しているらしいけど、実際はギャングMS-13によって完全に支配されているみたいだね。。。

ゴミビジネスで稼ぐ仕組み

  1. リサイクル資源の売却
    • ゴミの中からプラスチック、金属、ガラスなど再利用可能な資源を回収し、それを市場で売却します。これらは高値で取引されることもあり、大きな収益源となっています。
  2. 中古品や廃棄物の転売
    • 家具や家電など修理可能な中古品を回収し、それらを修理・再販売することで利益を得ます。また、骨董品やレアアイテムなど価値のあるものをオークションなどで販売することもあります。
  3. 違法物品の隠匿と取引
    • ゴミの中に麻薬や武器など違法物品を隠し、それらを密かに取引します。この活動はゴミ山という隠れ蓑によって発覚しにくくなっています。
  4. 労働力搾取
    • 貧困層や子どもたちを低賃金または無報酬で働かせ、ゴミ拾いや仕分け作業を行わせます。これによってコストを抑えながら利益を最大化しています。
  5. テリトリー支配による収益独占
    • ギャングはゴミ収集エリアやリサイクル資源市場を支配し、他者の参入を阻止することで独占的な利益構造を築いています。この支配権から「みかじめ料」を徴収することもあります。
  6. 闇市場運営
    • ゴミから回収した商品(合法・違法問わず)を闇市場で販売します。特に違法薬物や盗品など、高額取引される商品が大きな利益源となっています。

ゴミを拾っている人たちの一日の稼ぎは、以前は約40ケツァル=約5米ドル程だったみたいだけど、ギャングMS-13が支配しだしてからは収入が半分になってしまったんだって。。。400円弱かぁ、、、厳しすぎるね。。。

まとめ

グアテマラのゴミの街は、その特殊な環境と社会的孤立性からギャングにとって理想的な拠点となっています。

一方で、リサイクル資源や中古品の売却から違法物品取引まで、多岐にわたる「ゴミビジネス」を展開し、大きな利益を得ていることが分かりましたね。

このような構造が貧困層の搾取と密接に関連しており、地域全体が犯罪経済に巻き込まれるという事態を引き起こし続けている訳です。

もはや市民たちがどうこう出来る問題ではないので、早急に政府の介入が求められますが、、、

そう上手くはいかないのでしょうね。。。

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グアテマラ第三地区「ゴミの街」に関するまとめ

✔グアテマラ第三地区の場所はグアテマラ・シティを構成する22の行政区(ゾーン)の一つで、市の中心部から南西に位置している。

✔ゴミの街がギャングのアジトの理由は、警察などからの監視の目が届きにくい場所であり、貧困層を自分たちの労働力として利用しており、ゴミビジネスをすることで稼ぎを得ている為。

いかがだったでしょうか?

過酷すぎる労働環境に目を覆いたくなってしまいました。

自分たちがいかに幸せであるかを再認識させてもらった気がした方も多かったのではないでしょうか?

それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

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