2025年1月5日に放送開始のNHKドラマ「べらぼう」。
主演を演じるのは、いまをときめく俳優・横浜流星さんが蔦屋重三郎を熱演します。
舞台は、江戸の遊郭・吉原。
歴史の教科書に出てくる絵師・写楽や歌麿を世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった蔦屋重三郎の波乱万丈の物語となっているわけですが、、、
ここで筆者が気になったのは下記です👇
1. べらぼうの舞台である「吉原」って今現在どこにあるの?
2. べらぼうの主人公・蔦屋重三郎はTSUTAYAの先祖?
調査してまとめてみましたので、皆さんと一緒に確認していきましょう!!
べらぼうの舞台である「吉原」って今現在どこにあるの?
「べらぼう」の舞台である吉原は、江戸時代に存在した遊郭であり、現在の東京都台東区千束(せんぞく)三丁目、および四丁目の一部にあたります。具体的には、浅草寺の裏手、北側になります。
もう少し詳しく説明すると、
- 江戸時代の吉原: 江戸時代初期には現在の日本橋人形町付近にありましたが、その後、浅草寺裏の現在の場所に移転しました。これが「元吉原」と呼ばれます。
*□で囲われたエリアが「元吉原」となります👇
- 現在の新・吉原: 現在は、かつての遊郭の面影はほとんど残っていませんが、ソープランドなどの風俗店が集まる地域として知られています。
吉原の位置を把握するための目印としては、
- 浅草寺: 吉原は浅草寺の北側に位置しています。浅草観光と合わせて訪れることも可能です。
- 三ノ輪駅: 東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅が最寄り駅の一つです。駅から徒歩で約10分程度です。
- 吉原大門交差点: かつて吉原の入り口だった「吉原大門」があった場所は、現在の交差点名として残っています👇
更に詳しく言うと、この赤い枠のエリアが新・吉原となります。
住所で言うと「東京都台東区千束4丁目」周辺となります。
吉原を訪れる際には、かつての遊郭の歴史や文化に思いを馳せながら散策するのも良いでしょう。ただし、現在の吉原は風俗街であるため、その点を理解した上で訪れるようにしてください。
べらぼうの主人公・蔦屋重三郎はTSUTAYAの先祖?
結論から言うと、大河ドラマ「べらぼう」の主人公である蔦屋重三郎は、TSUTAYA(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)の先祖ではありません。
蔦屋重三郎は江戸時代中期に活躍した版元(出版業者)であり、喜多川歌麿などの浮世絵や、山東京伝などの戯作を出版し、江戸の文化隆盛に大きく貢献しました。屋号(店の名前)が「蔦屋」であったことから、現代のTSUTAYAと名前が共通していますが、両者の間に血縁関係はありません。
TSUTAYAの社名は、創業者である増田宗昭氏が、江戸時代の蔦屋重三郎に感銘を受け、「蔦屋」の名を社名に用いたことに由来します。つまり、TSUTAYAは蔦屋重三郎の功績にあやかって名付けられたものであり、直接的な繋がりはないのです。
増田宗昭氏は、蔦屋重三郎の革新的なプロデュース能力や、文化を創造していく姿勢に共感し、現代において新たな文化を発信する企業を目指すという意味を込めて「TSUTAYA」と名付けたとされています。
以下に、それぞれの概要をまとめます。
- 蔦屋重三郎: 江戸時代の版元。喜多川歌麿、山東京伝らを世に送り出した。
- TSUTAYA: 現代のエンタテインメント企業。書籍、CD、DVDのレンタル・販売などを展開。
つまり、「べらぼう」の主人公は、現代のTSUTAYAのルーツではなく、TSUTAYAの社名の由来となった人物、ということになります。
吉原って今現在どこにあるの?蔦屋重三郎はTSUTAYAの先祖?まとめ
・べらぼうの舞台である「吉原」は今現在、「東京都台東区千束4丁目」周辺の位置にある。
詳細な位置は、本文参照。
・べらぼうの主人公・蔦屋重三郎はTSUTAYAの先祖ではなく、TSUTAYAは蔦屋重三郎の
功績にあやかって名付けられたもの。
いかがだったでしょうか?
蔦屋重三郎がどのようにして、吉原の力から成りあがっていくのか楽しみですね!
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました!!