「入ったら二度と出られない」——。中米エルサルバドルに存在する巨大刑務所、通称「セコット」。
収容人数はなんと4万人とも言われ、その過酷な環境は想像を絶します。
TBSの人気番組「クレイジージャーニー」で丸山ゴンザレス氏がこの刑務所に潜入し、衝撃的な実態が明らかになりました。
今回は、そのセコット刑務所の実態、特に更生プログラムの有無や出所の可能性について深掘りしていきます。
1. エルサルバドル・セコット刑務所の更生プログラムは?【クレイジージャーニー】
2. エルサルバドル・セコット刑務所を出所の可能性は?【クレイジージャーニー】
調査してまとめてみましたので、皆さんと一緒に確認していきましょう。
エルサルバドル・セコット刑務所の更生プログラムは?
結論から申し上げると、存在しないに等しいと言えます。
セコット刑務所は、ギャング構成員の隔離と社会からの遮断を主な目的としており、教育プログラム、職業訓練、カウンセリングなどの更生プログラムはほとんど、あるいは全く提供されていないと考えられています。
受刑者は劣悪な環境で生活しており、狭い空間に多数が押し込められ、十分な衛生環境や医療サービスも提供されていないことが報告されています。
このような状況では、更生プログラムを実施する余裕はないと言えるでしょう。
ブケレ大統領は、ギャングに対して強硬な姿勢を取っており、彼らを社会に戻すことを前提とした政策は取っていません。
むしろ、社会から完全に隔離することを重視しているため、更生プログラムの必要性は低いと見なされている可能性は十分にあると考えて良いかもしれません。
エルサルバドル・セコット刑務所を出所出来る可能性は?
結論、セコット刑務所を出所出来る可能性非常に低いです。
セコット刑務所に収容されているのは、重犯罪に関与したギャング構成員です。
ブケレ大統領の強硬政策の下では、彼らが出所する可能性は非常に低いと考えられます。
多くの受刑者は長期刑を科されており、中には数十年の刑期を言い渡されている者もいます。
そのため、出所までには非常に長い年月を要する、あるいは生涯収容される可能性もあります。
また、現状のエルサルバドルの政治状況を考えると、ギャング構成員に対する恩赦が行われる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
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エルサルバドル・セコット刑務所の更生プログラムと出所の可能性まとめ
セコット刑務所は、従来の刑務所とは異なり、更生を目的とした施設ではありません。
ギャング構成員の隔離と社会からの遮断を徹底することで、治安改善を目指すというブケレ大統領の政策を象徴する施設と言えるでしょう。
そのため、更生プログラムはほとんど存在せず、出所の可能性も非常に低いと考えられます。
こうしたことから、エルサルバドルのギャング対策は、治安改善には一定の効果を上げているものの、セコット刑務所の状況については、人権団体から多くの批判が出ています。
過密状態、劣悪な衛生環境、医療サービスの不足など、人道的な問題が指摘されているのです。
今後、セコット刑務所に対してブケレ大統領がどのような動きをとっていくのか注目です。
それでは、最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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